Vol.103 10年後の話をしよう

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10年後の話をしよう

東京都の総人口は、今後もしばらく増加し、2025年に1,398万人となり、これをピークに2060年には1,173万人に減少する。

これは2015年の国勢調査に基づく東京都の推計ですが、日本の中心である東京でさえ今後10年以内に人口減少が始まるというのが、客観的に見た日本の近未来像です。

1世帯の平均人数は2人を下回る

もうすこし細かく見ると、町田市を含む多摩・島しょの大半の地域は2020年までにピークを迎える見込みである一方、千代田区、中央区、港区では2040年まで増加を続けると見込まれています。

また、人口が減少に転じる2025年には、東京都の1世帯の平均人数が全国に先駆けて2人を下回るという推計もあります。

団塊の世代がすべて75歳以上に 

団塊の世代が後期高齢者である75歳を迎えるこの頃には、全人口に占める75歳以上の割合が18%、65歳以上では30%になります。

75歳以上人口は都市部において急速に増加し、地方ではそれほど増加しません。一方で、75歳未満人口は特に地方において急速に減少します。 

2040年には896市町村が消滅!? 

民間有識者でつくる日本創成会議は、2040年までに若年女性の流出により現在の機能を維持できなくなる“消滅可能性都市”として、全国の市町村の約半数にあたる896市町村を指定しています。

来年の流行はわからなくても、10年後の人口はわかる 

技術革新や流行の変化は一夜にして訪れ、誰にも予測できません。しかし10年後の人口やその構成比は、かなりの確度で予測できます。

10年後の世帯構成や人口構成の変化は、いまの仕事にどんな影響を与えるでしょうか。少しずつ訪れる変化は実感しにくいものですが、しかし確実に訪れる未来です。

(山本)

ヘタ字のコラム 

時間もお金も少し足りないくらいでちょうどいい(?)の巻

時間があったらあれもこれもしたいけど・・・なにもしない

時間があったら、あれもしたい。これもしたい。あ~、もっと時間があったらな~。←こんな妄想(?)ありますよね。でも、不思議なことに時間があり過ぎるとなにもしない。こういったこともまた、よくありませんか。

たまのお休み。とくに予定もなし。よしっ、読もうとおもっていた本を読んだり、これからのことをじっくり計画したり、有意義に過ごすぞ! そう決意するけれど、なんとなくダラダラしてしまう。わたしだけかも知れませんが。

時間もお金もすこし足りないくらいでちょうどいい(?)

やはり、人間はあり過ぎる環境はよくないのかな。怠け心を刺激されるからな。そんなことを考えていたら、ある言葉に出会いました。

お金は、少しくらい足りないほうがいい。その方がいろいろなアイデアが浮かび、いいものができる

言葉の主は、スティーブ・ウォズニアックなる御仁。アップル社の共同設立者だそうです(アップル社の設立者で、スティーブときたら、ジョブスといいたいところですが、さにあらず)。

やりたいことは山ほどあるけど、お金がなくて・・・。でも、お金がないからこそ出てくるアイデアもあれば知恵もある。お金のないことをできない理由にするのはやめようぜ。そんなことを教えられたような気がします。

時間もお金もすこし足りないくらいがちょうどいいようで。

*男「お金はすこしくらい足らない方がいい。これでお会計お願い」←名言を値引き交渉の具につかってはいけません。              

(駿馬)

今月のことば

人生は、時にレンガで頭を殴られるようなこともある。

スティーブ・ジョブス(アップル社共同設立者)

今月のすうじ

98.2%。 総資産に占めるキャッシュの割合がもっとも高い上場企業のキャッシュ割合(キャッシュ/総資産)。持っている資産はほとんどキャッシュ(!)。こんな会社あるんですね。ちなみに名古屋の老舗劇場です。

編集後記

わさびポップコーン。愛知に住む兄の家に遊びに行ったときに、事務所用にとお土産で買って帰りました。普通ポップコーンと言えば、キャラメルやバター醤油が定番のように思います。まったく意外なところのわさびの辛味が、ポップコーンの軽い食感と合って手が止まらない。事務所でも買ってきたお土産史上1番の評判でした。どうかなと思いつつも、チャレンジは大事ですね。

(和﨑)

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