Vol.208 2026年1月号
TOPICS
あけましておめでとうございます。
2026年(令和8年)になりました。
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
さて。
今年は午年(うまどし)。
「馬」の字を左右逆にしたものを「左馬(ひだりうま)」といいます。
馬を逆さに読むと「まう」。
「舞う」に通じるため、左馬はたいへん縁起のよい字とされています。
今年のみなさまが、みごと舞い上がる年になりますように。
「馬」の字が含まれていることわざ、慣用句は数多くあります。それらを駆使して午年の決意表明をしてみましょう。馬九行久(うまくいく *2面「今月のすうじ」参照)かな。
──生き馬の目を抜くような世の中なればこそ、雑音は馬耳東風と受け流す。たとえなにが起きても人間万事塞翁が馬と心を構え、天高く馬肥ゆる秋(とき)を迎えたい──
*多少の論理矛盾はご容赦を。
(駿馬)
ヘタ字のコラム
2026年度税制改正大綱が公表されました の巻
与党(自民党、日本維新の会)は、2025年12月19日に「令和8年度税制改正大綱」を決定、公表しました。
今月号で紹介するの以下の3点。いずれも多くの人が関心があり、また多くの会社に関連する項目です。
1.給与所得控除/基礎控除の引き上げ *減税
(1)給与所得控除の最低ライン
現在:65万円(本則分65万円)
改正後:74万円(本則分を4万円アップの69万円とし、これに特例分として5万円プラス)
(2)基礎控除
現在:95万円(本則分58万円+特例分37万円)
改正後:104万円(本則分を4万円アップの62万円とし、特例分37万円も5万円引き上げて42万円に。合計104万円)
以上により、いわゆる年収の壁(本人に対して所得税がかからない上限=課税最低限)は現在の160万円から178万円(給与所得控除74万円+基礎控除104万円)になります。
この178万円というのは、年収の壁議論が出始めたころに、そのくらいまで増やしましょうよと提案された金額です。最低賃金が1995年に比べて1.73倍になっているので、課税最低限もそれに合わせて1.73倍する(1995年当時の課税最低限103万円×1.73≒178万円)。これが178万円の根拠でした。
*所得税については2026年分から、住民税については2027年度分から適用
2.少額減価償却資産の金額基準の引き下げ *減税
現在:30万円未満
改正後:40万円未満
減価償却をせずに、取得時に全額を経費にすることのできる基準です。
「未満」ですから、399,999円までになります。これを税抜きで判定するか、税込みで判定するかは、会社が採用している経理方式がどちらであるかによります。
*いつから適用か(いつからの取得分から適用か)は現時点では不明です。
3.償却資産申告免税点の引き上げ *減税
現在:150万円
改正後:180万円 *適用年度は現時点では不明です。
■ミニcolumn<控除と免税点>
控除と免税点は、ともすれば混同します。たとえば1.(1)の給与所得控除。これは「控除」ですので、給与から65万円を差し引くことを意味します。
一方の免税点は、差し引きません。免税点を境に、超えたら課税、超えなければ非課税。その基準点が免税点です。改正後は償却資産の課税標準が180万円1円になったとたん、全額課税、1,799,999円までなら全部が非課税。つまり、オールorナッシングの境目が免税点というわけです。
(駿馬)
今月のことば
慎重もええが、思いきったところがなきりゃいかん。
慎重は下僚の美徳じゃ。
大胆は大将の美徳じゃ。 ── 司馬遼太郎「竜馬がゆく」より
今月のすうじ
馬九行久
9頭の馬が勢いよく駆ける様子を日本人お得意の当て字、語呂合わせで表している。9頭の馬は9つの運─金運、仕事運、健康運、家庭運、愛情運、勝負運、出世運、豊漁豊作、受験合格─の象徴。うまくいけば、よし。うまくいかなくても、人間万事塞翁が馬。禍福はあざなえる縄の如し。怪我の功名。
編集後記
あっという間に年末年始のお休みが終わってしましました。今年は長い連休だったという人も多いと思います。私も10連休でした。特に何をしたというわけではなく、ただただのんびり過ごしました。昨年は娘がインフルエンザにかかり、引きこもりの年末年始でしたので、今年は何事もなく元気に過ごせたことが一番良かったです。 今年も健康に気を付けて穏やかに過ごしたいです。
(T2)
* 掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです*


