Vol.181 2023年10月号

TOPICS

子供とYouTubeの向き合い方

ママ~YouTube見ていい?6歳の娘が週末に必ず言う言葉です。
娘とYouTubeの向き合い方に最近少し頭を悩ませております。
見始めるとエンドレスに見てしまい、いい加減見るのやめなさいと言うまでずーっと飽きずに見ています。
ふと気づけば娘との会話はなく、姿勢も悪くなり、タブレット端末との距離も近く、このままでいいのだろうかという罪悪感を感じてしまいます。

いつのまにか生活に普及したYouTube。
実際、私自身も主婦のルーティーン動画や、作り置きのレシピの動画や、好きな歌手のMVをよく見ています。
何も考えずにポーっと見られ、別に見なくてもいいのについつい寝る前に横になりながら見てしまいます。
ちなみに簿記三級の資格の勉強の時も、YouTubeには大変お世話になりました。

娘はどんなYouTubeを見ているのかというと、娘と同世代の子供達が遊んでいる動画や、ゲーム実況の動画が多いです。
YouTuberとして有名なヒカキンさんの動画を先日一緒に見たのですが豪快で子供の興味を引く内容になっており、ついつい最後まで見てしまいました。

親としては、子供がずーっとYouTubeを家で見ているのをどうにかしたいものと思う一方で、この夏の暑さの影響で、外で遊ぶのは無理だから仕方 がないかと思ってしまう一面もあります。
この夏休みは暑さの影響もあって、児童館やショッピングモールなど室内で過ごすことが多く、幼稚園の預かり保育でも、一度も園庭で遊ぶことはなく、午前中は屋上でプール、午後は教室でおもちゃや「トムとジェリー」などの動画を見るという内容だったようです。
園庭で走ったり、遊具で遊ぶのが好きな娘にとっては、ちょっと物足りなかったと思います。

YouTubeを長時間は見せたくないという思いもありますが、子供がYouTubeを見ている時間は親にとってはほっと一息つける貴重な時間になることも確かです。午前中、娘と遊んで疲れたら夕方は少し昼寝したいというのが私の本心です。
いきなりYouTubeタイムを0にするというのは私にとっても娘にとっても負担が大きいので、我が家ではできる範囲で工夫してYouTubeが娘にとって悪影響にならない程度に調整していきたいと思っています。

まだまだ思案中ですが、我が家の対策としては
・ずーっと制限なしにみるのではなく、見る時間をある程度決める。
・娘は工作が好きなので、ラップの芯、箱、ティッシュケースなど、日ごろから材料になるものを集めて、リビングの隅のBOXにため込んでおき、YouTube以外にも家でできる楽しいことを見つけてもらう。
ということを試しにゆるりとやってみようと思います!

(T2)

ヘタ字のコラム

ビールと酒税の向き合い方 の巻

2023年も10月になり、税金関連の話題といえばインボイス、インボイス、インボイス。でも、今回の『ヘタ字のコラム』ではビールを取り上げましょう。

◆ ◆ ◆

ビールには酒税がかかります。この酒税の法律が10月から改正されました。
ビールは減税。一方、弟分にあたる発泡酒の酒税はそのままです。

同時に、いわゆる第三のビールの定義が変わり、発泡酒に取り込まれました。つまり、第三のビールというカテゴリーがなくなり、ビール系飲料は、ビールと発泡酒のふたつに統合されたわけです。第三のビールの酒税は、もともと発泡酒より低かった。したがって、この統合は、第三のビールが実質的に増税になったことを意味します。

*具体的な酒税については『今月のすうじ』をご覧ください。

◆ ◆ ◆

先日、神戸市の地ビール会社が酒税の追徴課税を受けたとの報道がありました。

新聞記事によると、ビールとして出荷した商品が発泡酒だったので、追徴課税になったとあります。んっ? ビールが発泡酒だったので──?

『今月のすうじ』にあるように、酒税は「ビール>発泡酒」です。ビールとして出荷した商品が、じつは発泡酒だったわけです。会社はそもそもビールの酒税を納めています。であれば、発泡酒と認定されことで税金は納めすぎになるはず。追徴ではなく、逆に還付になるんじゃないの? こんな疑問が浮かびます。

ここで登場するのが租税特別措置法なる法律です。「ビールに係る酒税の税率の特例(租税特別措置法87条の6)」により、小規模な会社が出荷するビール(発泡酒にあらず)は、酒税が15%軽減されることになっているのです。 追徴課税までの経緯を整理しましょう。

<会社>ビールのつもりで出荷➡小規模な会社なので酒税▲15%➡<国税庁>「それビールじゃない。発泡酒だ」➡発泡酒に軽減なし➡▲15%取り消し➡追徴課税➡<会社>「税務についてはお答えできない」

秋の夜長、酒税法により安くなったビールで乾杯。いかがでしょう。
*ただしビールにはプリン体が多く含まれる。尿酸値の高い人は気をつけよう!

(駿馬)

今月のことば

これがコア・コンピタンス重視の組織アーキテクチャ実現へのアジェンダなわけです!

── 『スゴ訳 あたらしいカタカナ語辞典』(高橋健太郎)より

*このカタカナ語は伝わるだろうか?日本語訳(?)は最後に。 

今月のすうじ

63.35円

ビール350mlあたりの酒税。発泡酒のそれは46.99円。時を経て、前者が下がり、後者が上がる。両者は3年後に54.25円に統一されることが決まっている。

編集後記

パソコン関連の話で、「ドライブ」「クラウド」って何?と、改めて聞かれると案外うまく答えられないなということがありました。何となく理解している者どうしの会話では、曖昧なままでつながっていってしまう。日本語は「カタカナ」という表現方法によって、外来語を受け入れやすいようです。例えば中国語だと、どの漢字を使うかを複数の専門家がそれぞれ文字を当てながら、やがて一つに収束していく流れがあると、大学時代に先輩に聞いたことがあります。対して日本語では、カタカナで意味を定めないままに音だけで受け入れ、かつ外来語ですよと示しながら、そのまま使うことができます。そうやって受け入れた言葉たちを並べて雰囲気で会話して、なんとなく伝わった気でいることが、ままあるように思います。伝わればそれで良いとも思いますが。

(T1)

『今月のことば』超訳「これがコア・コンピタンス重視の組織アーキテクチャ実現へのアジェンダなわけです!」 → 「これが強みを活かした組織づくりへの課題なわけです!」

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