Vol.180 2023年9月号

TOPICS

思惑を持ち寄って実家を片付ける

「忙しくてやってられなかったんだよ」と母は言いました。実際そうだったと思います、母は。 父は忙しくてもそうでなくても、やれない。

実家は居間にしかエアコンがなく、自分の部屋は暑すぎ寒すぎ。他の部屋はモノであふれてる。「とても泊まれる環境じゃないよ」とお盆やお正月の帰省を渋ってきました。でも毎回ホテルを取るのもダルい。
「余っている部屋を泊まれるようにしてくれたら泊まるよ」と伝えてみたら、母は喜んでやる気に。やる気を出した母は強いので、事前作業に邁進し、LINEで報告も来ます。
そういうわけで、お盆は今回の掃除の仕上げでした。

◆ ◆ ◆

1、子供部屋に眠っているベッドを両親の寝室へ。
2、ベッドを出したスペースに、通称「勉強部屋」から必要なものを収納。
3、「勉強部屋」の不要なものを捨てて、お客さん用(帰省用)の部屋とする。
4、父の「とりあえず」置きに対して、たまに帰ってきた娘がキレて詰めることで撤去させる。

通称「勉強部屋」は、かつて母が勉強に使用していた部屋で、今はただの物置になっていました。
でもこの部屋、2階の南東角にあり、我が家ではどう考えても1等地。もったいない(ここを泊まれるように改造し、新たな拠点としよう)。
長年たまったいろいろの片付けは、いつかはしないといけませんしね(持ち主が永遠の眠りについてからじゃあ大変すぎるんで……)。

ベッドのほうが立ち上がるのが楽だよ!布団片付けなくていいんだよ!も、この大掃除への動機づけのひとつとしました。 健康寿命をなるべく伸ばしてもらいたい(そんなに楽に帰れない距離だから……)。

4が実はかなり重要でした。母が言っても「今度やるから」で終わるようで。「なんでここに置いてるの?」「そこに置くべきものじゃないよね」とズバズバ言うのがポイント。
まあでも実際は片づけきれないので、最後には「ここに置いていいよ」も用意します。父に新たに本棚を提供/母の物は整っているわたしの部屋、父の物はカオスな兄の部屋に分けることで、母のストレスがいくらか減る、はず。

居間が散らかっているとわたしもムカつきますので、父の荷物の処理は重要なんです。作業中も母が長年たまった恨みを吐き出していましたからね。早めの対処が必要です……。

◆ ◆ ◆

そうして空っぽになった南東の部屋。
何かしらの冷暖房装置とベッドの設置を約束してもらいました。
よし、これで拠点ができたぞ!

一応、Win-Winの関係、です。そう思えば、いくらかやる気を出しやすい(笑)
今やらないといけないわけでもないこと、は特に。
今後はこの拠点を活用していこうと思います。

(T1)

ヘタ字のコラム

最適な意思決定をするために の巻

人間の脳が1日に処理することのできる意思決定の量は限られている。
ラジオで、ある医学博士がこんな話をしていました。
ゆえに夜になると、わたし達は欲望に支配され、それにとらわれた行動をしてしまう。
脳がその日の容量を使い果たして、理性的な意思決定を放棄してしまうわけですね。

どうやら、わたし達の脳はそうなっているらしい。じゃあ仕方ない。脳を「常に最適に」働かせる。こんなことは土台無理なんだね・・・・・・いやいや、そう簡単にあきらめてはいけません。
やるべきことは、ふたつあります。

ひとつめは「使う量を節約する」。余計なことに頭は使わないということです。
たとえば、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、いつも黒のタートルネックにジーンズでした。どんな服を着ようかという意思決定に頭を使いたくなかったからだといいます。
元メジャーリーガーのイチローもその現役時代、試合前の食事は決まってカレーライス。これもまた、なにを食べようかということに頭を使いたくなかったからにちがいありません。

とはいえ、節約にも限度があります。なかなかジョブズやイチローのようにはいきません。では、どうしたらいいか。そこで、やるべきことのふたつめです。
それは「使える量(脳の容量)を増やす」。

おいおい、簡単にいうけどそんなことできるのかい? パソコンのメモリを増設するのとはわけがちがうんだぜ。こんな声が聞こえてきそうです───が、有効な手段があります。瞑想です。
瞑想といっても、変に構える必要はありません。たとえ1日3分から5分でもOK。
毎日つづけることで、瞑想は脳の性能を上げてくれる。これは、科学的にも立証されているといいます。

意思決定の量を節約しつつ、同時に、瞑想によって脳の容量を増やす。最適な意思決定のためにぜひお試しあれ。

(駿馬)

今月のことば

Stay hungry. Stay foolish.
(ハングリーであれ。愚か者であれ)

── スティーブ・ジョブズ

今月のすうじ

9.0mg/dl

風があたっただけでも痛いという痛風。この病気は、血液1dl(デシリットル)中の尿酸値9.0mgを境にその発症リスクが急激に高まる。プリン体の多い食品に気をつけよう!

編集後記

お盆に実家がある広島に帰省しました。そこで96歳の祖母のお誕生日祝いをしました。
もう誕生日がいつで、自分が何歳なのかも全く覚えていない祖母。認知症は日に日に進んでいっていますが、不思議と日常会話は普通に成立し、会話ははずみます。会うのはこれが最後かもねと、毎年会うたびに言っていて早10年くらいたった気がします(笑)
大きいケーキのろうそくの火を90歳違いのひ孫(私の娘)と一緒に消す姿はとても感慨深いものがありました。
しっかり広島を満喫して、さぁ東京に帰ろうと思ったものの、新幹線が止まっていて帰れない。。。広島駅で4時間待機したのですが、結局その日に帰るのは諦めて、数時間前に涙のお別れをした実家に再び帰りました。

(T2)

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