Vol.164 2022年5月号
目次
* 【アーカイブ記事】掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです*
TOPICS
バラ園の魅力
ちょうどこれからの時期、バラが見ごろを迎えますね。先日のゴールデンウイークに近場で行けるバラ園を探していたところ、都立神代植物公園にあることを知り、行ってきました。
神代植物公園には400種余りありますが、まだ咲き始めですべての品種を見ることはできませんでしたがバラの魅力は香りにもあると思っています。
つぼみから少し開いたものの方が香りが強く、また花びらの色も濃く十分楽しむことが出来ます。そんな美しいバラを見ながらの庭園の散策は気持ちも安らぎます。
神代植物公園は温室も楽しめる
神代植物公園へはバラ園以外は良く調べずに行きましたが、これまた立派な大温室があります。
いくつかのゾーンにわかれ展示されていますが熱帯地域の植物などは正直なところ模様や形態が気持ち悪いものが多いです。
でもそれはそれで珍しく説明書きに見入ってしまいます。他にも今まで植物にはないだろうと思っていた蛍光色のような真っ青な花がついたヒスイカズラには感動します。
バラ園の雰囲気と品種等がわかる“オンラインバラ園”
じつはこのバラ園の雰囲気と品種がわかる“オンラインバラ園”というものがあります。
GreenSnapという植物に特化したSNSアプリと連携し、バラ園のバーチャル体験ができるものです。
神代植物公園のホームページから入ることができます。品種の説明は限られた数ですが、まだ咲いていなかった品種もあり次回訪れる際の参考にもなります。
バラの香りを存分に感じたいなら早朝開園へ
バラの見ごろの期間の今年は5月29日(日)までの土日は早朝8時から開園しています。バラの香りがより感じられるという早朝にお時間のある方はぜひどうぞ。
(田中)
ヘタ字のコラム
社長の小言、 の巻
高橋会計事務所では、会計処理や税金の申告にはTKCという会社のソフトを利用しています。
TKCはもともと税理士の創業者が、1966年(昭和41年)に始めた会社。創業の地、栃木県に由来して栃木(T)計算(K)センター(C)で、TKCです。
TKCの社長による「社長の小言」を紹介しましょう。TKC栃木本社の玄関を入ると、「小言」がパネルになって掲げられています。
飯塚真玄社長の小言(1983年~2008年)
一、本質を見極め、全体の7~8割をおさえる打ち手を早く打て。残りは後からついてくる。
一、まず、結論から報告せよ。
一、事実と意見を分けて報告せよ。
一、悪いことほど早く報告せよ。
一、価格は事前にとことん交渉せよ。受けた提案のままに発注するな。
一、ペコペコするな。堂々と1回だけお辞儀せよ。
一、前例を無条件で踏襲するな。「これまでそうだったから」は、最悪の思考省略だと思え。
一、同じことを途中から別な言葉に変えるな。
一、部下を私物化するな。
一、情報共有は相手が腑に落ちるまでの時間を考慮せよ。
一、常に周囲への気配りを忘れるな。
一、家庭(配偶者)を大切にしろ。
(以上、抜粋です)
小言には「ささいなことにまで、いちいち文句を言われる」というマイナスのイメージもなきにしもあらず。でも、上記は小言の体裁ではあるけれど、仕事をする上での心構えを説いたものといえます。
ぜひ、このような心構えで仕事に臨みたいものですね。
(駿馬)
今月のことば
人生のすべて、すべての人に目的がある。その目的を知ることで魂がそれをかなえる。人生の目的を知る者は、進むべき道を知る。
── 映画「アイ・アム・アリ」から
今月のすうじ
77%
値上がりばかりの昨今。ある調査による、出費を抑えようとしているもののトップ「食費」の割合(複数回答。2番目は「衣服代」で55%)。食費のムダ排除の肝は、知るにあり。すでにあるものを買うというムダを避けるためには、冷蔵庫になにがあるかを知っておくことが肝要。冷蔵庫の中身を知る者は、買うべきものを知る。
編集後記
今月号では「社長の小言」を紹介しました。ついでに、もうひとつ小言を。その名は「親父の小言」。こちらは有名でしょうか。その中から、お金・商売に関係のあるものを紹介します。
一、家業には精を出せ
一、働いて儲けて使え
一、小商いものを値切るな
一、借りては使うな
一、人には貸してやれ
(高橋)