Vol.161 2022年2月号
* 【アーカイブ記事】掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです*
TOPICS
大切な睡眠
眠らないと損
皆様、毎日ぐっすり眠れていますか?昨年10月号の事務所通信「今月のすうじ」で、日本の睡眠不足における経済損失額は「15兆円」と所長が掲載しました。
日本の国内総生産額は毎年500兆円超えですから、その約3%の生産性低下があるということです。昨日眠れなくて頭がボーっとする、不注意でミスしてしまった・・・など、誰しも経験があるのではないでしょうか。
今回は睡眠について考えます。
睡眠不足の弊害
睡眠には疲労回復、細胞修復と成長、記憶を整理するという大きな役割があります。ですから睡眠がとれないと弊害も当然あり、記憶力・集中力・判断力・数学能力・意欲の低下、肥満など、ありとあらゆる脳機能の低下があり良い事はありません。具体的には、6時間以下の睡眠を2週間続けると2日間徹夜と同レベルの認知力になり、日本酒1~2合飲んだ「ほろ酔い状態」なのだそうです。1日で考えた場合でも、起床して17時間後も同様とのこと。飲酒してもいないのに…、怖いですね。
睡眠は身体と脳のメンテナンス時間と考え、たっぷりと眠ることが大切です。結果、健康になり仕事の生産性が上がるなら万々歳です。
では適正な睡眠時間があるのかというと、新生児は16時間から始まり、段階をへて、大人で7~8時間です。
よい睡眠をとるコツ
いくつかコツがあります。朝は、起床後すぐ太陽の光を浴びて体内時計をリセットし14~16時間後に眠くなるリズムを作ることです。
夜は、スマホやパソコンのブルーライトを見ると脳が昼だと思うため、寝る1時間前には使用を控え、食事・アルコールは寝る3時間前までには済ませ、軽いストレッチで体をほぐし、とにかくリラックスすることです。
睡眠時間が足らなかった日のお昼は、短時間の昼寝をしたり、ボーっとして脳を休ませる時間を作ると良いようです。是非出来ることから試してみて下さい。
(堀川)
ヘタ字のコラム
たばこは地元で買いましょう の巻
「たばこは地元で買いましょう」
こんなノボリを見たことはありますか。ある年代以上のかたは、きっとあるはずです。最近は、たばこ屋さん自体を見かけないので、目にする機会もまずなくなりましたが・・・。
それにしても、なぜ たばこは地元で?
そのココロは────
たばこにかかる たばこ税は、それを売ったお店のある自治体の税収になる。
それが理由です。地元で買えばそれだけ地元の税収が増えます。どうせ買うなら、たばこは出先ではなく地元で買ってねというわけです。
そんな たばこ税収の勢力地図が、新型コロナウイルスの影響をモロに受けているだとか。
近ごろはなんでもかんでも新型コロナウイルスの影響といえば通りそうだけど、たばこ税は関係ないんじゃない?
こう思いきや、じつは関係があるらしい。
そのココロは────
新型コロナウイルスで在宅勤務が増える⇒会社に行かない⇒当然、たばこは会社近くで買わない⇒会社が多く集まっている自治体の たばこ税収が激減。
なんだか、風が吹けば桶屋が儲かるみたいでおもしろいですね。
その結果、オフィス街である東京都千代田区の税収は、なんと12億円強の大幅減!(▲32.6%)。 おなじく、大きく税収が減った東京都中央区では、区民センターの大規模改修工事を延期せざるを得ないことになったんだとか。
恐るべし、たばこ税。
たばこを吸う人の数に変わりがなければ、オフィス街の税収が減った分だけ住宅街が多い郊外の税収は増えているはずです。
「コロナが流行れば、郊外が儲かる」こんな成句ができるその前に───1日も早くコロナ禍が収束しますように。
(駿馬)
今月のことば
飛べるかどうか疑った瞬間に、
きみは飛べなくなる
── 「ピーター・パン」(JMバリー)より
今月のすうじ
40%
「40%以上70%以下」 労働安全衛生法にもとづく事務所衛生基準規則は、オフィスの湿度についてこう定めている。ただし、努力義務。罰則はない。とはいえ、カラカラ空気の今の時期、加湿は大切。やっかいなウイルスの感染力を下げるためにも、湿度にも気配りを。
編集後記
「小並感」こなみかん、なんだと思いますか。今更なのですが最近知りました。ネット用語で“小学生並みの感想”しか言えないことを略してそういうそうです。漢字でみたら納得したのですが、テレビでタレントさんがコメントの最中にこなみかんと言っていてなんのことだかさっぱりわかりませんでした。頭の中では“小波の感じ?”でしたから。「大並感」は大学生並みの感想という派生語。なんだそりゃですよね(古並感)
(田中)