Vol.159 2021年12月号
* 【アーカイブ記事】掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです*
TOPICS
モノと向き合う
大掃除の意味
早いもので、もう年末ですね。年末は当たり前のように大掃除をしますが、由来は平安時代から宮中で12月13日に行われる「煤払い」だそうです。その年の厄や穢れを払い、新年に向けて歳神様を迎えるための清めの行事。それが江戸時代には一般にも浸透し、今に至ります。大掃除が神聖な儀式のようなものならば、少し引き締まった気持ちで取り組めそうです。
引越しが多いならモノが少ないほうが楽
モノが多すぎる・・・。転勤で引越しをするたびに思うことでした。狭い空間から広い空間に移る時は問題ないのですが、その逆の時が困りものです。家具はギュウギュウに収められ圧迫感がすごく、そこに段ボールがこれでもかと運び込まれてきます。荷ほどきは毎回深夜まで行い、それを2・3日続けるので必ず体調を崩すのです。これは「どがんかせんといかん!」と、数年前から片づけ本を読んでやる気を出し、家中のモノ一つ一つと向き合い始めました 。
じぶんの基準
私が目指すのはスッキリ空間です。価値観は人それぞれ、主人であってもまた違いますが、定住するまではモノを持ちすぎないよう話し合いました。片づけの繰返しで決めたことがいくつかあります。
・減るもの(消耗品)はまず使い切る。そして買う。
・趣味のものは増えがち。決めた収納サイズの範囲で足し引きして楽しむ。
・減らないモノは「こういう所、好きだよ。ありがとう」と思えるものに。
特に減らないモノに関しては、きちんとお手入れをします。値段の高低は関係ありません。拭く、磨く、毛玉を取る・・・するとさらに輝きを増して良い顔に。お役目が終わったと思ったらいさぎよく手放します。モノ自体はしゃべるわけでもなく、ただそこに佇むだけです。けれど、大切に思えるモノがあることで、自分の心はたしかに豊かになっています。
皆様のお掃除が気持ちよく行われ、良い年を迎えられますように。
(堀川)
ヘタ字のコラム
本を最後まで読み切る法 の巻
たとえば小説。途中で頓挫しないで最後まで読み切る秘訣を知っていますか?
それは、おもしろくなってきたところで読むのをやめること。
ワクワクしてきたときにやめるのは勇気(?)がいるところです。でも、そこでやめる。そうすれば、次回読み始めるのが楽しみになります。結果、途中で放り投げることなく最後まで読み切れるというわけ。
*読むのを中断するのは、このタイミングがベスト←次回の読み始めが楽しみになる!
逆によくないのが、つまらなくなったところで本を閉じること。ついついこうなりがちです。でも、そこはなんとかがんばって、おもしろいところまでは読み続ける。
つまらないところでやめると、次回読み始めるときの心理的負担が高くなってしまいます。結果、そのまま本棚の肥やしなんてことに。
これを仕事に応用してみましょう。朝、仕事に入る前になんとなくグダグダすることありますよね。ネットニュースを見たりして。
そうならないために、前日に仕事を全部終わらせずに、すこしだけ残しておく。翌日新しい仕事を一から始めるのではなく、前日のつづきにすこし手を加えれば完成。こういう状態だけにしておく。←これだと、仕事が完了が目の前にあるので、グダグダせずにとりかかれるとおもいませんか? とっかかりの心理的負担はすくないような気がします。
その日のことはその日のうちに終わらせるのが、王道。そういう意味からすると珍説かもしれませんが・・・たまに実行しています。
(駿馬)
今月のことば
もってうまれた自分の性分で精一ぱいに生きるほか、人間、仕方がない
── 「燃えよ剣」(司馬遼太郎)より
今月のすうじ
61.9%
飲みニケーション、不要の割合(不要+どちらかといえば不要の合計)。初めていらない派が必要派を上回ったらしい。意外というかそれとも当然か、いらない派がもっとも多かったのは20代までの若者の66.1%。
編集後記
先々月になりますが人生2回目の献血をしてきました。献血バスを見かける度にどうしようかと迷う自分がいましたので今回は思い切ってやってみました。献血できる人の基準は16歳~69歳で体重50kg以上には余裕をもってクリア!400㎖も取ってどうなるかと思いましたが、多少頭がぼうっとなるくらいで大丈夫でした。献血者が減少しているのに献血を必要とする高齢者が多くなり安定供給も厳しい状況のようです。ご健康な方はご協力を。血液検査結果もすぐ送られてきましたよ。
(田中)