Vol.145 2020年10月号
目次
* 【アーカイブ記事】掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです*
TOPICS
マイナンバーカードが健康保険証として利用できるように
最近マイナポイントのCMを見かけるようになりましたが、このマイナポイントを利用するために作成するマイナンバーカードが2021年3月(予定)から健康保険証として利用できるようになります。
通院の受付が自動化に
再診の場合は受付機がある病院もありますが、保険証の確認が必要な場合は窓口で受付をしなければなりませんでした。マイナンバーカードを利用すると登録した顔写真のデータなどから顔認証ができ、受付が自動化するといわれています。また、薬剤や特定健診の情報が連携されるようになり、初めての医療機関などでおくすり手帳を持参しなくても薬剤情報を共有できます。
マイナンバーカードが使える医療機関は
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるのはオンライン資格確認が導入された医療機関のみです。厚生労働省のホームページに利用可能医療機関・薬局一覧が掲載されることになっています。2023年3月に全ての医療機関等で使えることを目指しているようですが、しばらくの間は事前に確認する必要がありそうです。
確定申告の医療費控除も自動入力が可能に
現在も健康保険組合等が交付する「医療費通知」がありますが、医療機関から健保への提出遅れなどにより確定申告までに12月分まで間に合っていないのが現状です。2021年分(2022年申告)の確定申告からは医療費控除が自動入力できる見通しです。他にも手続きなしで医療費の窓口での限度額以上の支払が免除されるなどマイナンバーカードの作成は任意ですが、手続きなどが簡略化されるメリットは大きいと思われます。
私も高齢の母のカードの作成を考えています。
(田中)
ヘタ字のコラム
ビジネスマンの父より息子への3つのことば の巻
「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」という本をご存知ですか。
自分と同じ道をめざそうとしている息子へのエール、あるいはビジネスの手引き書、人生論といった内容の本です。
最近、息子が20歳になりました。おそらく数年のうちに、社会へ巣立っていくであろう(そうじゃなきゃ困る)息子。そんな彼に宛てた手紙に書く言葉があるとすれば────
第1の言葉●3日後の自分は他人
3日後というのは、たとえだ。“将来の” ということであり、その数に意味はない。
自分のした仕事の過程をメモに残そう。どうしてその結果がでたか後でわかるように。
その過程は、いまの自分にとっては、メモに残すほどのこともない当たり前のことかもしれない。
でも、3日後の自分はその過程を覚えていない。まるで、他人がしたことのように覚えていない。こう考えて、しっかりと──他人がみてもわかるような──メモを残しておくのだ。
そのメモがつぎの仕事をスムーズにしてくれる。
第2の言葉●なににでも日付を
日付は大切だ。それはゲーテも指摘している(と、息子相手にちょっとカッコつける)。
第3の言葉●急ぎじゃないと言われたときほど、急げ
「明日までに処理して連絡します」というと、「急ぎじゃないですから」こんな反応は珍しくない。
これを真に受けて本当にのんびりしないように。
最初に約束したのは、こちらだ。相手がそういうのなら、あるいは、それは小さな約束ということになるのだろう。
大きな約束はみな守る。守らなければ大問題だ。小さな約束はしばしば反故にされる。だが、大きな問題にならない。
小さな約束を守ることは、君への信頼感を高めてくれる。
◆ ◆ ◆
偉そうに教訓めいたことを言いやがってなんて思わないでください。
こうなりたい。こうしなくちゃと思うけれど、それができていない自分へ向けた言葉でもあるのですから。
(駿馬)
今月のことば
前へ出ていれば、大ケガにはつながらない。
── 角界の言い伝え
今月のすうじ
174 社
昨年の「NIKKEI全国社歌コンテスト」の応募社数。全国社歌コンテストなるイベントがあるのもびっくりなら、それに174社も応募があったというのもまたびっくり。社歌なんて昭和の遺物だと思っていませんでしたか? 今年も募集が始まりました。貴社もいかがでしょう。優勝社歌は、なんと全国のJOYSOUNDでカラオケ配信されます。コンテストのキャッチコピーは「社歌は、鼓動だ。」今すぐ「社歌コン」で検索だ!
編集後記
生活様式が変わり、身近な商品の売れ行きにも意外な変化が表れています。
マスクをするので口紅が売れなかったり、ペット保険加入が伸びるなど、風が吹いて桶屋が儲かるような話もあります。
個人的に今年買ってよかったものは口腔洗浄器、マスクをすることで気になっていた口内環境がスッキリします。
(山本)