Vol.141 2020年6月号

       
【アーカイブ記事】掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです

TOPICS

「新しい生活様式」に馴染む

厚生労働省より「新しい生活様式」が公表され具体的な実践例が示されました。感染対策、生活様式、働き方のスタイルについて挙げられました。感染対策についてはしていない人がいないくらい浸透しているように思いますが生活様式については、働き方も含め柔軟に考える時期となったようです。

“空いた時間に…”

生活様式の具体例にはこの言葉が多用されています。この“空いた時間に…”対応するためには、休み時間や勤務時間などの時差を考えることも必要です。また、今まで躊躇していた方もオンラインなどを活用し、移動時間を短縮することで時間が確保できます。
大学生などは授業がオンラインになったことで、授業と授業のすき間時間にオンラインでのアルバイト(塾講師や家庭教師など)が可能になったと言われています。

オンライン診療体験しました

新たに開始された病院も多く、異なる2つの病院でオンライン診療を受診する機会がありました。パソコンやスマホに詳しくなくても電話がメインで、非常に簡単です。流れは以下の通りです。

[電話等]診療時間の予約+希望する処方箋薬局の連絡先
⇒ (初診)[パソコン、スマホ]問診の入力※一問一答形式入力漏れの心配なし
⇒ 予約時間[電話]先生から
⇒(薬が処方される場合:診療後、薬局から準備できた連絡が入る。送料負担で郵送も可)
⇒ 診察料支払※次回来院時清算もしくはクレジットカード払いや銀行振り込み

病状にもよりますがこのような時間も取られず簡単なオンラインサービスを利用されてみてはいかがでしょうか。

*オンライン診療は時限的な扱いとなっております。

(田中)

ヘタ字のコラム

信用保証協会に対する誤解、の巻

会社が銀行から借入をするときに、信用保証協会(以下、保証協会といいます)なる第三者が登場することがあります。保証協会は、その名のとおり借入金の保証人。
保証協会が登場すると、会社は保証協会に保証料を支払い、保証協会は、その借入金の保証人になります。
ということは───

と、安心してしまうことがあるかもしれません。でも、そこには大きな落とし穴があります。

会社が返済できなくなると、保証協会が銀行へ返済してくれます。その限りにおいては、銀行からの借入金はなくなる。でも、今度は、会社は保証協会へ返済しなければならなくなるんですね。
つまり、返済の相手が銀行から保証協会に変わるだけのこと。
さらに、保証協会の利用に際しては、社長個人が連帯保証人になることを求められています。会社が返せなければ(銀行へ返せないのだから、保証協会へも返せない可能性は高い)、つぎは社長個人に返済義務が移る・・・

保証協会は特別の法律によって設立された公的機関。ゆえに、保証協会の保証のことを「公的保証」なんていいかたをすることがあります。公的保証をつけたから安心。そんなことは決してありません。保証協会の保証内容をしっかりと承知しておく必要があります。

(駿馬)

今月のことば

「無茶」と書いて「チャンス」と読め!

── 映画「ジャッジ!」より

今月のすうじ

39,489円

資本金1,000万円未満の会社の平均役員賞与(全産業)。役員の賞与つまりボーナスが年間たったの4万円とはこれいかに? 原則として、役員賞与は会社の損金にならない。よって多くの中小企業の役員賞与はゼロ。これが役員賞与低額の理由です。ちなみに最高の役員賞与を支給している業種は、漁業(およそ40万円)。なぜ漁業が多いか。その理由は不明・・・

編集後記

先週ようやく、我が家のポストにもマスクが届きました。
テレビやネットでは散々な言われようの“アベノマスク”ですが、届いたマスクは普通のしっかりした布マスクでした。
それにしてもマスク2枚を届けるのはずいぶん大変なのですね。
文句を言っているわけではなく、素直な心境です。

(山本)

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