Vol.133 2019年10月号

       
【アーカイブ記事】掲載されている情報や制度は、各号の発行当時のものです

TOPICS

非常時に役に立ったものがSNSで話題に

今回の台風19号で被害が少ないことを願っておりますが、先日の台風15号で被災された方の“非常時に役に立ったもの”を掲載したSNSが話題となっています。

非常時に役に立ったものの中で今まで思いつかなかったもの

自然災害などは災害の内容によって役に立ったものも異なってくると思いますが、今まで思いつかなかったものをご紹介します。

・シガ―ソケット充電器(車にガソリンさえ入っていれば、発電機がなくても充電できますね)
・魚の骨抜き(とげ抜きにも使えるとのこと)
・植木用ハサミ(折れた庭木や材木辺の切断に使えそうですね)
・火バサミ(手で触ると危険なものの片付けに必要ですね)
・USB扇風機、汗拭きシート(季節によりますが汗拭きシートなどはメントール効果で涼しく感じるようです)
・(洪水等で避難された方は)浮き輪

要介護者など避難行動要配慮者には支援がある自治体も

我が家も高齢の母が一人暮らしをしているので心配ですが、一人暮らしの要介護者などが災害時に避難の支援を受けられる自治体があります。避難支援は地域の共助によるものが多く、町内会や自治会に要支援者の名簿が各自治体から提供されます。希望者は事前に自治体へ登録申込みが必要となります。

従業員の連絡先の随時更新を

年末調整の際に従業員のご住所などは確認されると思いますが、災害時に備え、連絡先、連絡方法などは定期的に確認し更新していくのが良いでしょう。

(田中)

ヘタ字のコラム

2020年オリンピック終了後の景気を読む の巻

来年6月まではキャッシュレス決済のポイント還元あり

消費税率が上がった10月以降、キャッシュレスで買い物をすると、ポイント還元やその場での値引きが受けられるようになりました。ただし、ずっと続くわけではありません。来年(2020年)6月までの制度です。
今回、前回の税率アップ時ほどの目立った駆け込み需要がなかったのも、この制度が影響しているかもしれません。8%で買うよりも、税率アップ後に買ったほうが、キャッシュレスのポイント還元でトクなこともありますから。

2020年は景気の冷え込みが心配(?)

キャッシュレスのポイント還元事業は期間限定。
ということは──キャッシュレスで買い物をする人々にとっては、還元事業の終わるときが、まさに消費税率アップのとき。そんな実質的な税率アップによって、個人消費が落ち込むんじゃないか。こんな心配が湧いてきます。
個人消費が落ち込むと景気が冷える。
でも、その後には東京オリンピック・パラリンピックが控えています。そこまでは大丈夫ですかね。海外からたくさん人が来るし。
問題はその後。オリンピック・パラリンピックが終わると "祭りの後" と個人消費落ち込みのダブルパンチで一気に日本経済が冷え冷えするかもしれません。どうしましょう?

景気対策として、個人消費を落ち込ませない施策が必要です。
個人消費を落ち込ませない、個人消費を落ち込ませない・・・おお。いい案があるじゃないですか。そう、な、なんと、まさかのキャッシュレスポイント還元事業の継続⁉ こんなシナリオも考えられるかもしれま・・・いやいやいや、それはないか。なんのための消費税率のアップだったかわからなくなってしまいますからね。

(駿馬)

今月のことば

御思案のあいだならば、左右前後のことをお考えあそばすのは当然なれど、いったんお覚悟あそばされたる以上、物にお怯えなさるべきではござりませぬ。

── 「国盗り物語」(司馬遼太郎)より

今月のすうじ

19.9%

日本のキャッシュレス決済の比率。近隣の韓国(96.4%)、中国(65.8%)と比べて圧倒的な低水準。国はこれを2025年までに40%まで高めてることを目指しているらしい。もちろん、10月1日に始まったキャッシュレス決済のポイント還元事業もそのための一環です。

編集後記

ポイントなどには全く興味を示さなかった妻が、消費者還元事業のおかげで興味を持ったようです。
Suicaの買い物で還元を受けるには事前にJREポイントに登録が必要だと伝えると、早速登録していました。
Suicaの鉄道利用は還元事業の対象外ですが、10月からは2%のJREポイントが付きます。
登録しないとどちらもゼロなのでご注意を。

(山本)

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