Vol.124 ハンディがあるから強くなれる!
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ハンディがあるから強くなれる!
昨年(2018年)のプロ野球は、パ・リーグの福岡ソフトバンクホークスが日本一になりました。
最近はパ・リーグが強いですよね。ここ10年間の日本シリーズは、うち8回パ・リーグのチームが制しています。セ・パ交流戦でも圧倒的に勝ち越しているのは、パ・リーグです。
そんなパ・リーグの強さの秘密───それは、ハンディにあるといいます。なんと! パ・リーグはハンディがあるから強くなった!?
富めるセ、工夫するパ
「富める」セは、お金の力で(?)実績のある選手を集めることができます(特定の球団のことをいっているわけではありませんよ)。
でも、お金も人気もセに劣るパ、つまり、ハンディのあるパ・リーグは───お金のかからない高校生に目を向けたそうです。逆指名権のない高校生をドラフト指名・育成してチーム力の底上げをしようじゃないか。こんな道を選択したんですね。
それが功を奏し、今のパ・リーグ興隆の一因となっているらしい。
中小企業は、パ・リーグを目指そう!
私たち中小企業には、大企業に対する共通する思いがあります。大企業はいいな。お金があって。必要な人材や設備を、必要なだけ集めることができる。俺らはそういうわけにいかない。大企業はいいな。まるでFAで有力選手を集める球団みたいでうらやましい(特定の球団のことをいっていわけではありませんよ)。
いやいや、そう嘆いているだけでは道は開けません。私たちはパ・リーグを範としなければならない。お金がないというハンディがあるなら、知恵と工夫で勝負しよう!
現代は知恵と工夫があれば世界一の金持ちにだってなれる時代といいます。ハンディがあるから強くなれる。知恵と工夫で、道は開ける!
あたらしい年になりました。皆さまにとって良い年でありますように。
(駿馬)
ヘタ字のコラム
みりんという名のお酒、の巻
■■■飲食料品は軽減税率。でも意外なものが・・・
今年の10月から消費税率がアップします。同時に導入されるのが軽減税率。飲食料品と宅配新聞には、軽減税率8%が適用されるのはご存知のとおりです。
飲食料品といえば・・・外食はどうなるの? フードコートはどうなの? 宅配は? テイクアウトは? ケータリングは? 給食は?
飲食料品になるかならないかで税率が変わるので、最近あちこちで話題になり始めました。 そんな中、意外なものが意外な取り扱いをうけるのです。それは───
みりん。
みりんといえば、さかなの照り焼きのつやを出したり、煮物でも活躍。熱が加わると香りもいい。料理の途中でみりんがないことに気づけば、顔色を変えて買いに行く。そんな和食に欠かせない調味料です。もちろん、飲食料品。ということは、消費税率は8%・・・ですよね。
■■■みりんはお酒なので、軽減税率の対象外
飲食料品は8%です。ただし、“除く酒類” なんですね。つまり、お酒は軽減税率の対象外。
じつはみりんはお酒です。ということは、なんと!みりんは軽減税率にならない!
なんとなく腑に落ちませんよね。お酒が軽減税率じゃないのはわかる。嗜好品ですから。
でも、みりんは、一般的な感覚では調味料です。嗜好品としてのお酒ではありません。今日はちょっとアルコールに酔いたい気分。みりんでも買って帰るか。こういう人は珍しい(もともとは飲料だったそうですけど)。それが軽減税率の対象外とは・・・。
ちなみに「みりん風調味料」はお酒ではないので軽減税率です。なんだか混乱します。
(駿馬)
今月のことば
短所を改めんがために大苦しみするよりも、短所に大あぐらをかいて長所をのばすほうが、急務だ
(戦国武将・石田三成) ── 「関ケ原」司馬遼太郎著から
今月のすうじ
49.6%。
お年玉はいつまで? 第一位が「高校生まで」で49.6%(明光義塾調べ)。中には「40歳になるまで」との回答も。あげるほうも貰うほうもどういう感覚? いや、しかし。もともとお年玉は、お金ではなく家長が家族にその年の魂を与えること。それならば年齢は関係ないのかな?
編集後記
新年あけましておめでとうございます。
今年は休みが長かったので、年末年始は実家でのんびりできました。
昨年両親が引越しをしたため、実家といっても私には所縁のない家です。
空気というのは説明のしようがないものですが、海辺の街らしいゆったりした時間が流れており、不思議と私たち家族も足しげく通うようになりました。
(山本)