Vol.118 町田のBEST17“フットパス”とは
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町田のBEST17“フットパス”とは
先日、“出没!アド街ック天国”という番組で町田が特集されていました。毎回番組冒頭にその街のBEST20が発表されます。そこでBEST17に選ばれていたのが“フットパス”でした。
フットパスとはイギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】』のことです。
自然にできたものではなく、伝統的な生活から生み出された風景
『昔からあるありのままの風景』はその地域の方々の長年にわたる自然への働きかけや伝統的な生活から生み出されたものです。町田にはそのフットパスにふさわしい里山風景や古街道などが何か所も残されており、町田市では“まちだフットパスガイドマップ”を作成しています。
“日本フットパス協会”も町田市で設立されました。
フットパスによる経済効果
今、各地でこのフットパスの整備がすすんでいます。大きな観光資源のない地域でもフットパスを整備し、特産品の販売や、食事の提供をすることで、環境を変えずに経済効果をもたらすことができます。
また、地元の方々との交流の楽しみもあり、地元のガイドさんと巡るツアーは同じ道でも違う視点でみることができると人気のようです。
フットパスは私有地の場合も
フットパスはコースが決められており、その中には私有地の部分もあります。コース外の田畑や屋敷には立ち入らない、山菜など勝手に採らないなどのマナーが大切です。はじめるにはガイドマップを入手する必要がありそうですね。
(田中)
ヘタ字のコラム
株券不発行会社への変更のすすめ、の巻
■■■ むかし発行、いま不発行
制度は時代とともに変わります。
むかしの商法の時代は、株式会社は株券を発行するのが原則でした。
ですから、一般的なひな型で会社の定款をつくると自然に(?)株券発行会社になったんですね。
その名残りは今もあります。株券不発行会社に改めていない限り、商法の時代にできた株式会社は、今でも株券発行会社のままなのです。
時は流れ───
会社法(平成18年5月~)では、会社は株券不発行が原則になりました。まったく逆になったわけです。なぜか?中小企業はほとんどの会社が発行していないという実態があった。それに合わせたんですね。
今、一般的なひな型で会社をつくると自然に株券不発行会社になります。
■■■ 不発行会社への変更を
さて、商法時代にできた会社は、今でも株券発行会社の可能性があります。
そんな株券発行会社が株券を発行していない場合どうなるんでしょう?
今まで不都合はなかったし、刷るのにはお金がかかる。今のままでいいか。こんなふうに考えてしまいがちですが──じつは株を贈与するとき、譲渡するとき困ってしまうんですね。
会社法の規定で、株券発行会社の株主が株を贈与、譲渡するときは、株券を相手に渡さなければ、効力が発生しないことになっている!
今後、事業承継に関連して株を贈与したり、譲渡したりの可能性がある。そんな株券発行会社のかたは、株券を発行しない会社へ変更することをおすすめします。
*株券発行会社かどうかは謄本をみればわかります。
(駿馬)
今月のことば
返せる自信があるのなら、借金はいくらでもしていい
後藤芳光(ソフトバンクグループ専務執行役員)
今月のすうじ
16 兆円。
ソフトバンクグループ2018年3月期の有利子負債の額。正確には15兆8554億円。ちなみに利益は1兆円です。返せる自信があるんですね。でも、銀行は返せる自信があっても貸してくれません。銀行が「返せる(返してもらえる)」と判断したときに貸すのです。
編集後記
ネット上で話題になっていた子どもの頃のエピソードに、思わず共感した話です。
車窓から外を眺めているとき、何かを走らせていたよね、と。
窓の外に流れる街路樹や電柱の上を、ジャンプする自分を想像していました。
それは人によって忍者だったり、キャラクターだったりしたようです。
走らせたことがない人には、さっぱりわからないそうですが、皆さんはどうですか?
(山本)