Vol.114 ドライブレコーダーとは

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ドライブレコーダーとは

昨年あおり運転による死亡事故もあり、自衛の為のドライブレコーダーの販売が急増しています。ドライブレコーダーはカメラだけでなく、加速度センサーが搭載され、急ブレーキ、急ハンドルなどを検知でき、その前後の映像と走行データを記録する装置です。実際に事故が起きた場合の事故処理へのデータ提供だけでなく、危ない運転を防ぐこともできます。

取得補助金を出す市町村では

国土交通省では自動車運送事業者の事故防止の取り組みの一環としてドライブレコーダーの取得費用の助成を行いました。現在ではトラック協会や一部の市町村などで補助金を出しています。補助金を開始する神奈川県湯河原町では“警察の捜査に必要がある場合に記録データの提供ができる方”と限定し、犯罪の抑止も目的の一つとしており、ドライブレコーダーが動く防犯カメラの役割を担っています。

ドライブレコーダーでできること

現在ではクラウド型管理システム付の商品も販売されています。ドライブレコーダーの端末からネットワークを介し管理者へと繋がることで管理者も瞬時に動画を閲覧できるようになりました。このシステムを利用し、自動車保険会社では高度な事故対応サービス、事故防止が図れるとオリジナルのドライブレコーダーを貸し出しています。

東京海上日動の特約保険では

東京海上日動では高度な事故対応が可能としています。衝撃を検知するとドライバーに音声メッセージが通知され、同時に事故映像が事故受付センターへ送信。状況によっては消防等への連絡がいくしくみになっています。自分がケガなどで対応できない場合までカバーできるようになりました。

安全運転を

交通事故は会社にとって経済的な損失だけでなく信用喪失にもつながります。交通事故が多いとされる春を前にドライブレコーダーの導入なども含め、安全運転について考えてみてはいかがでしょうか。

(田中)

ヘタ字のコラム

メダリストは非課税だけど、日本最高記録者は課税、の巻

平昌オリンピックが閉幕し、メダリスト達は報奨金を手にすることになりました。

男子マラソンでは、久しぶりの日本最高記録を達成した選手に対して1億円贈られることになったようです。どちらもいいお話。

所得税の確定申告がまさに終わらんとしている今、税金に関心が集まっている時期です。

さて、メダリスト達が手にするお金に対する税金はどうなるんでしょうか。

■■■ メダリストへの報償金に税金はかからない

まずはメダリスト達が手にする報奨金。報奨金にもいろいろあるようで、本家JOCからのものとJOCに加盟している各スポーツ団体からのものがあります。これらについては、どちらも税金はかかりません。非課税というわけですね。めでたし、めでたし。

今、開幕中の平昌パラリンピックのメダリスト達に贈られる報奨金も、もちろん非課税です。

■■■ 男子マラソンの1億円は課税!

一方男子マラソンの1億円。こちらは残念ながら税金がかかります。オリンピックメダリストのようにハッキリした非課税規定はないんですね。

選手は1億円を贈る団体に雇用されているわけではないので、ボーナス(イコール賞与イコール給与所得)扱いではない。賞金をもらったときと同じように一時所得というものになると思われます。その場合は、1億円から50万円(←特別控除といいます)を差し引いて、実際に税金がかかるのは、さらにその残額を1/2した金額。課税対象が半分になるわけで、ある程度優遇された扱いになっています。

今後、オリンピック・パラリンピックでメダリストになる予定のある人(!)やマラソンで日本最高記録を出す予定の人(!)へ。

あなたが手にする予定の報奨金。それに対する税務上の取り扱いは上記のとおりです。ご確認よろしくお願いいたします。

*ちなみに、ノーベル賞の賞金も非課税です。ノーベル財団の財政状況が好転したため2017年から賞金がアップしています。ノーベル賞、今が狙い目です。

(駿馬)

(駿馬)

今月のことば

日常がいつもまじめで、正直で、率直ということ。実業界では、そのような特質をそなえることが長期的な成功をもたらす生命力となる。

──「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」(城山三郎・訳)から

今月のすうじ

300万円 。オリンピック金メダリストへの報奨金の額(銀は200万円、銅は100万円)。パラリンピックの金メダリストへは、グッと下がって150万円です(銀は100万円、銅は70万円)。ちなみにノーベル賞の賞金は100万スウェーデンクローナ(約1400万円)。

編集後記

ちいさいころから、休みの日にはよく餃子を作って食べました。ときには幼馴染の家族も集まって、皆で大量に包みます。餃子の日はまさに「パーティー」でした。

今でも実家に集まると、誰からともなく今日は餃子にしようと言いだします。

4歳になる娘も、今では立派に戦力になっています。

(山本)

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