Vol.107 広がるカーシェアリングのサービス
TOPICS
広がるカーシェアリングのサービス
時間貸し駐車場で見かけることが多くなったカーシェアリング。
レンタカーと違い、会員制ですが短時間で借りることができ、貸出し、返却も簡素化され、当事務所でも利用している大手タイムズカープラスでは会員数は80万人を超えています。
カーシェアリングだけではない
カーシェアリングは車の固定費を節約できる分、いざ利用すると利用料が高めであることがわかります。それでも会員数が増えているのは何故でしょうか。
アウトレットモールを訪れると優待券
カーシェアリングの車でアウトレットモールを訪れると買い物に使えるクーポンやカーシェアリングで利用できる優待券が付与されます。郊外にあり、車でないと行けない場所にあるモールに行ってみたい人達をカーシェアリングの会員に取り込もうという狙いがあるのでしょう。
より身近に便利に
カーシェアリングのデメリットといえば、その拠点となる駐車場が近くにない場合ですが、タイムズカープラスではその対応として新たな場所を拠点とする事業が始まりました。
個人宅がカーシェアリングの拠点に
そこで目を付けたのが個人宅の使われていない駐車場。
家主に入る収入は数千円とのことですが、駐車場の清掃をしてくれるというメリットがあります。また、警備会社と連携し、空き家でも開始するようです。家主にとっては空き家にしている間にも収入が得られ、不定期に空き家へ帰宅した際にも、カーシェアリングが利用できる利便性があります。
常に新しいサービスを考えている、タイムズカープラスがこれからどんなサービスを展開してくれるのかとても気になります。
*実入りあり清掃もあり個人宅
(田中)
ヘタ字のコラム
トランプ大統領に学ぶ経営学、の巻
■■■〝一貫している一貫性のなさ〟はトランプ米大統領の特性⁈
米国トランプ大統領の特性をひと言で表すなら、〝一貫している一貫性のなさ〟といえる。
あるテレビ番組で評論家がこんなことを言っていました。つづけて評論家氏曰く。──トランプ大
統領もそれを承知していて、しかもそれをよしとしている。問題に対しては、そのときどきの話し合いによってお互いが利益を得る方向にもっていく。これが彼のスタンス。経営者としては合格。でも、大統領としての評価には「?」マークがつく──。
とても腑に・・・落ちますよね。もともとドナルド・トランプは政治家ではなく、〝優秀な〟ビジネスマンですから。
それにしても、いいことを聞きました。ドナルド・トランプに学ぶなら、ビジネス成功の秘訣は、〝一貫性のなさ〟らしい。一貫性とはブレのないこと。一般的にはそれはよいこととされています。
でも、一貫性には、柔軟性に欠けるという面がある。それがビジネスの現場ではマイナスに働く。ブレてもいい。多少の矛盾にも目をつぶろう。それが利益になるのなら・・・。←ビジネスではこのほうが正解なのかな。
■■■経営の神様にも一貫性はなかった⁈
古人の言葉に「君子は日に三転す」とあります。転す、とは考えを変えること。優れた人は、1日に3回考えを変えているという意味です。
なんと、1日に3回! 一貫性のカケラもないじゃないか! これにはトランプ大統領もびっくり、ですかね。
でも、じつはこの言葉の意味する考え方は、経営の神様松下幸之助もよしとしているのです。
曰く。「一転二転は進歩の姿。さらに三転よし、四転よし。」
ドナルド・トランプの一貫性のなさ。松下幸之助の三転、四転。ビジネスの世界ではブレない姿勢より柔軟に変わることが大切なのかもしれませんね。
*トランプ大統領の特性を一言で表すなら、
”一貫している長いネクタイ”といえる。
(駿馬)
今月のことば
もっとも強い者が生き残るのではなく、もっとも賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることができるのは、変化できる者である。
チャールズ・ダーウィン(進化論の提唱者)
今月のすうじ
19.8%。 20歳以上の(←当たり前か)喫煙率。内訳は、男性31.1%、女性9.5%。過去の調査と比べて顕著なのは、圧倒的な20歳代の〝たばこ離れ〟なんだとか。
古い映画を見ていると、ふつうにたばこを吸いながらデスクワークをしている場面に出くわします。いまや隔世の感。
東京都では、子どもがいる個人宅(!)での喫煙制限を条例で定める動きもあるらしい。たばこを吸う人には生きにくい世の中になりましたね(ちなみに、高橋会計にはたばこを吸う人はいません)。
編集後記
気になる映画がありました。今度の休みに見にいこうかと思い立ったとき、今や気軽にタイトル検索はできません。上映時間を知りたいだけなのに、検索結果には映画を見た人の評価が星の数で表示されています。情報の洪水から目をそらし、耳をふさいで映画館へ駆け込まなければ、つまらない映画には出会えない時代です。つまらない映画のない人生なんて、つまらないものです。
(山本)