Vol.106 今払っている携帯料金に満足していますか?
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今払っている携帯料金に満足していますか?
スマートフォンの普及に伴って携帯電話の通信費は増加傾向にあり、大手3社ユーザーが支払う料金は月額平均7,876円(MMD研究所調べ)にのぼります。
格安SIM契約は1,500万件超
そうした中で、いわゆる格安SIMサービスを提供するMVNOと呼ばれる事業者がここ数年で急激に台頭してきました。
MVNO事業者は自前で通信設備を持たず、大手から借り受けた回線で運用します。また店舗も持たず、インターネットや家電量販店経由での契約とすることでコストを大幅に省いています。
「安かろう悪かろう」ではないか
あまり安いとエリアや品質の面で不安があるかもしれません。それは半分正解で、半分間違いです。
MVNOの使用する回線は大手キャリアのものですから、エリア面での心配は不要です。一方、回線の一部のみを借りているため、利用が集中する時間帯に通信速度が極端に遅くなるサービス事業者もあります。
我が家の事例
我が家も大手キャリアの複雑な料金体系や「縛り」に辟易し、昨年秋にMVNOに移行しました。それまで夫婦で月に16,000円ほどかかっていた通信費が今では4,000円程度ですから、年にすると14万円以上安く済む計算です。
体感としても拍子抜けするほどに快適で、全く不便は感じません。
MVNOの注意点
例えば、通話の多い人はMVNOにすると明らかに割高になります。また、多くの事業者はサポートを受けられる店舗を持っていません。
そうしたデメリットをクリアできる人には、MVNOは大いにオススメできます。個人的には料金面と同じくらい、シンプルでわかりやすい契約に大きなメリットを感じています。
(山本)
ヘタ字のコラム
ラジオ紙上再現、の巻
■■■ リスナーからの質問に答える─テーマはたばこ税─
先月号でお伝えしたとおり、6月30日にラジオ出演(J-WAVE TOKYO ZEIRISHIKAI PERCENT WORLD)しました。おそらくお聴きにならなかったかたがほとんどのはず。せっかくですから(?)紙上再現してみましょう。
内容は、税金についてのリスナーからの質問に答えるというもの。テーマはタバコ税です。
パーソナリティ:「タバコは地元で買いましょう」という張り紙を見ました。どういう仕組みになっているのですか?」ということですが・・・これについて、東京税理士会の高橋浩之さんに教えていただきましょう。
──よく、タバコ税、タバコ税といいます。でもじつは、タバコ税にはふたつあるんです。ひとつは国のタバコ税。そして、もうひとつは地方のタバコ税です。
文字どおり、国のタバコ税は国税で、国の税収になるもの。それに対して地方のタバコ税は地方の税収になります。
国のタバコ税は、つくった本数にかかります。
これに対して、地方のタバコ税は、売れた本数にかかる。仕組みとして、多く売った小売店のある地方自治体の税収が増えるようになっているんですね。
ですから、どうせタバコを買うなら、隣町じゃなくて、地元で買ってよ。とこういうわけです。日本全国タバコの値段は同じですし、それによって地元もうるおうわけですから──
このあと、タバコ税の税率や地方への配分割合に触れ、最後に(仕組みが似ているようにおもえる)ガソリン税との比較をして、無事終了。
税理士とはいえ、ふだんの業務でタバコ税に関わることはまずありません。つまり、タバコ税は詳しくない。そんなわたしにタバコ税の質問がきた。
ラジオ出演が決まり、テーマがわかってから、タバコ税について一生懸命調べたことは、J-WAVEには秘密にしておこう。
(駿馬)
今月のことば
〝漂えど沈まず〟
──どんな嵐が来ようとも、私たちは沈まない──
(パリの市民憲章から)
今月のすうじ
7.7%。 全国の自動車全体に占めるハイブリッド車・電気自動車の割合。右肩上がりで上昇中です。フランスは2040年までにガソリン車の販売をやめる(!)との方針を打ち出しました。世界的な潮流の中、日本でもそんな動きが出てくるかもしれませんね。
編集後記
僕は中学生のころから、玉置浩二がずっと好きです。「メロディー」という曲が歌いたくて、一生懸命練習しました。今、大人になって彼の歌を歌うことがあります。昔は曲の綺麗さが好きでしたが、今は、当時わからなかった郷愁や、思い出を慈しむ歌詞を染みる様に感じています。「10代に口ずさんだ歌を、人は一生、口ずさむ」とはCMにあったコピーですが、その歌は歳を重ねるとともに味わいを変えて、財産として残るものだなと感じます。
(和﨑)