町田市の税理士事務所 高橋会計事務所は、町田市・相模原市・横浜市を中心に、税務申告・開業支援・節税対策・資金繰り等、法人・個人事業者を総合的に支援しています。
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黒字決算対策
業績が好調なことは、喜ばしいことですが同時に税負担も気にかかります。さて、業績好調期において有効な決算対策をするには、
- 期中のある時点での業績を正しく把握する
- 予測損益計算書を作成する
- その場合の税負担額を試算する
- 有効な決算対策を考える
以上のことが重要になってきます。
| 単位 : 千円 | |
| 売上高 | 18,000 |
| 変動費 | 12,600 |
| 限界利益 | (30%) 5,400 |
| 報酬・給与 | 1,200 |
| 減価償却費等 | 150 |
| 他の固定費 | 3,450 |
| (固定費計) | 4,800 |
| 経常利益 | 600 |
期首から6ヶ月経過時の業績が左の変動損益計算書のとおりだったとします。 この実績をもとに決算対策をしてみましょう。
-
- 今後の売上高と変動費を見積もる
売上高は、具体的な販売計画等があればそれによりますが、ない場合でも社長の頭の中にあるものをベースにして修正を加えつつ見積もっていきます。変動費は、実額ではなく変動費率で計算します。前期決算や上半期の変動費率を参考に決めていきます。
今回は、下半期売上高20,000千円、変動費率70%で見積もってみましょう。
-
- 今後の固定費を見積もる
- 固定費は売上高に関係なく発生する費用ですので、この先6ヶ月間でも4,800千円発生すると仮定します。
-
- 必要な売上高を逆算する
- 5,100千円の限界利益を確保するためには、限界利益率が30%ですので(5,100千円÷30%)の逆算により17,000千円の売上が必要と計算できます。
1 から 2 までにより、つぎのような変動損益計算書ができました
| 項目 | (1) 実績 | (2) 予測値 | (1) + (2) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 18,000 | 20,000 | 38,000 |
| 変動費 | 12,600 | 14,000 | 26,600 |
| 限界利益 | 5,400 | 6,000 | 11,400 |
| 給与・報酬 | 1,200 | 1,200 | 2,400 |
| 減価償却費等 | 150 | 150 | 300 |
| 他の固定費 | 3,450 | 3,450 | 6,900 |
| 固定費計 | 4,800 | 4,800 | 9,600 |
| 経常利益 | 600 | 1,200 | 1,800 |
さあ、予測損益計算書が完成しました。
- 会計事務所
- こういう試算結果が出ましたが、実感としてどうですか?
- 社長
- そうだねぇ。固定費は、こんなものだろうねぇ。ただ売上高は、少し多めに見積もっているので、これ以上ということはないと思いますよ
- 会計事務所
- 売上高は、MAXということですね。税負担額は、だいたい当期利益の30%ですから、この場合1,800千円×30%で540千円くらいになりますね
- 社長
- 540千円ですか・・・。なにか有効な対策はありますか?
- 会計事務所
- 業績が良かった訳ですから、利益を社員に還元するという意味でも決算賞与を支給することを考えてもいいですね。ただし、資金繰りや査定の問題が残りますが
- 社長
- 決算賞与か。設備投資をした場合はどうですか?そろそろ機械を買い換えようと考えていたんですよ
- 以下節税対策を検討
- 会計事務所
- いろいろ検討した結果、経費が500千円増えそうですね。資金的にも無理はなさそうですし、その場合当期利益が1,300千円になり、その場合の税負担額はおおよそ390千円になります
- 社長
- よし、この方針でいこう!
- 会計事務所
- こういう試算結果が出ましたが、実感としてどうですか?
- 社長
- そうだねぇ。この場合の税負担額は、どのくらいになりますか?
- 会計事務所
- 税負担額は、だいたい当期利益の30%ですから、この場合1,800千円×30%で540千円くらいになりますね
- 社長
- うーん。経費を使いまくって赤字になれば、税金は支払わなくてもいいんでしょう?
- 会計事務所
- そのお気持ちはよくわかります。今期は良かったが来期以降どうなるか分からないし、税金を支払うよりも他のことに使った方がいい、ということですよね。ただ、どちらがより多くのお金が残るのかということを考えれば、経費で使ってなくなるよりも、利益を出して税金を支払うほうが、お金は残りますよね
- 社長
- 考えてみればそのとおりですね。必要な経費を必要な分だけ使うようにして、無理はしないようにしましょう
- 会計事務所
- 長い目で見た場合、その方が会社のためですよね
- 社長
- そうですね。その方が賢いですね
このような試算は、実績が信頼できるものでなければどんなに精緻な目標をたてても正しい方針は導き出せません。 信頼できる月次ベースの試算表を出せる体制を構築することが重要になってきます。
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